kome_niku_sio's blog

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吉村・Thi・梅様が愛おしすぎる

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

[11/13]加筆・修正を加えました。追記部分は目次に載せています。

アサルトリリィ#1~#6を毎日周回していたら、少しだけキャラクターのことが分かった気になってきたので感情込み込みで解読記事を書いていきます。小説版及び公開されている資料にはあらかた目を通しているので、アニメに登場していない設定についてもある程度は知っているのですが、極力それは省いて書いていこうと思います。

吉村・Thi・梅(よしむら・てぃ・まい)とは

吉村・Thi・梅 | CHARACTER | アサルトリリィBOUQUET(ブーケ) アニメ公式サイト
ベトナム出身のリリィで地味な練習を嫌う天才肌。底抜けに明るく、馬鹿にされても怒らない生来の鷹揚な性格。ムードメーカーであり、仲間の苦境では頼りになる。(公式サイトより引用)

だいたいは公式サイトに書いてある通りです。加えて言うのであれば梅様は二年生であり、ヒュージとの実戦経験を豊富に持つリリィです。そして可愛いです。

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(C)AZONE INTERNATIONAL・acus/アサルトリリィプロジェクト(C)Pokelabo,Inc.(C)bushiroad(C)Tokyo Broadcasting System Television, Inc.(C)SHAFT

その他の登場人物との関係性

まず簡単に梅様と他のリリィとの関係性を見ていきましょう。

  • 白井夢結

 問題の人物です。梅様と同じく二年生であり、戦場を共にした経験もそれなりにあると思われます。過去の出来事から人との関わりを拒絶するようになってしまった彼女を梅様はとても心配しています。梅様はこの方に振り回されます。

  • 安藤鶴紗

 こじらせ梅様オタクに差し込んだ光です。#5での出会いは梅様のオタクにとっては伝説の出来事として語り継がれることになるでしょう。梅様は人のことはよく見てるくせに自分のことになると全然なので、そんな梅様を見てくれる人物です。

  • 一柳梨璃

 主人公。夢結様を救った人物です。一つのキャラクターに視点を集中させて物語を見ていくと、梨璃がいかに人が欲しい言葉や行動を与えてくれているかがわかります。ずっと傍にいたが夢結様をついには救えなかった梅様と、颯爽と現れて夢結様を闇から引き上げた梨璃は対照的な存在です。

簡単な流れ

人との関わりを拒絶するようになってしまった夢結様を心配し、梅様は常に傍にいます。結果的に夢結様は梅様にではなく梨璃によって救われます。梅様はそこで嫉妬するでもなく仲間に加えて欲しいと申し出ますが、夢結様によって断られます。その後なんだかんだで鶴紗と共に加入し、経験豊富なリリィとして一柳隊を支えます。

極めて簡単ですね。ここからさらに詰めていきましょう。

時系列順に梅様の感情を辿る

それでは、#1から順に梅様の登場シーンを辿っていきましょう。OPについてはどこの時系列に属するか不明なのですが、話したいことがあるので最後に置いておきます。

第一話「スイレン

猫と戯れる梅様

梅様は猫と戯れながら遠目に夢結様を見ています。このシーンで確信をもって言えるのはそれだけです。ただこのシーンには鶴紗も居てかつ5話までで唯一「猫と梅の仲が良いこと」が示される場面なので、鶴紗が梅様に目をつけたのはこのシーンである可能性があります。5話冒頭に登場する猫と似ている個体がそこにいることもその根拠になります。まぁ、少し考え過ぎかもしれません。

第二話「スズラン」

夢結様を見つめる梅様

夢結様と梅様の関係性が示される最初のシーンです。第一話ではなんとなく遠くから見ているだけで何を見ているかははっきりしませんでしたが、ここで梅様の興味の対象が夢結様であることがわかります。ここから第4話まででは、梅様は必ず夢結様がいる場所に登場します。
梅様の夢結様の心情については、のちに本人が語る通り心配だったことが第一でしょう。梅様は夢結様がこうなってしまった原因をほぼ全て把握しているがゆえに積極的に干渉はできなかった(夢結様にさせてもらえなかった)と思われます。しかし、いつでも頼って欲しいという思いを元に梅様は夢結様の傍にいます。当然そこには梅様の夢結様に対する特別な感情も存在します。射撃場で夢結様を見つめている梅様ですが、梅様は練習嫌いであるため間違いなく夢結様に会うために来ています。

第三話「ワスレナグサ

楓と二水の会話に参加する梅様

梅様が初めて喋ります。ちょっとここは正直ストーカーじみているのですが、夢結様と梨璃の観察をするグループに梅様が参加します。当然ですが夢結と梨璃のシュッツエンゲルに興味を持っているようです。「あの夢結を二日で落とすとはビックリだ」、梅様が夢結さまにつきまと...傍にいた期間はどれだけの長さだったのでしょう。「あの夢結がな...」と嬉しいとも寂しいともとれる表情で話す梅様が印象的なシーンです。

夢結様と梨璃の訓練を見つめる梅様

梨璃に厳しい訓練を与える夢結様を明るい表情の梅様が見つめるシーンです。他の観察者が渋い顔なのに梅様だけ明るい顔なのは、夢結様に対する理解度や信頼度が高いからです。心配するどころか、夢結様が他人と向き合っていることを喜んでいるようにすら感じます。

夢結様をかばって前にでる梅様

「そろそろ引け、夢結!!!」
ここまではずっと見ているだけだった梅様が初めて夢結様に話しかけるシーンです。特攻を押し返された夢結をかばって前に出る梅様を無視して、夢結様は更なる特攻を仕掛けます。二人の関係性を象徴するようなシーンで、頼って欲しい梅様の働きかけを何度夢結様が拒絶してきたのか、想像することさえ苦しいです。
その後ヒュージがたくさんのリリィを飲み込んできたことが明らかになり驚く梅様のシーンがありますが、これは当然の反応なので特に言うことはありません。「こいつ、どれだけのリリィを...。」のところです。

夢結様を止めようとする梅様

「もういい!下がれ夢結!」
また梅様が夢結様に無視されるシーンです。たくさんのCHARMを見て傷つく夢結様に対して梅様がフォローに向かいます。結果として梅様のフォローは効かず、夢結様はルナティックトランサーを発動させてしまいます。これによりルナティックトランサーの危険性を知る梅様は撤退を余儀なくされます。

梨璃を叱責する梅様

「馬鹿か!お前は!」
トランス状態になった夢結様に対して無謀にも突っ込んでいった梨璃を梅様が強い言葉で叱責します。これを受けた梨璃が目をパチクリさせキョトンとした表情になるのは「この人誰?」と思ったわけではなく自分がしたことの危険性を全く理解していないがゆえだと考えられます。この愚かさこそが、梅様が持ち得なかった愚かさこそが、夢結様を救う鍵となってしまいます。ルナティックトランサーを見て撤退した梅様と、それを見て突っ込んでいった梨璃、二人の対比が成り立つことが本当に素晴らしいです。梅様のオタクとしては非常に複雑な気持ちではありますが...。

梨璃を援護する梅様

さらに突っ込まんとする梨璃を梅様が援護します。CHARMを変形させて射撃を行う姿が美しいですね。

梨璃と夢結様を見上げる梅様

「やったな、夢結...。」
本当に清々しい表情で二人を見る梅様です。眩しそうに手をかざす様子が、自分には届かなかったものを見ているように見えて、ちょっとつらいです...。(考え過ぎだと思います。)

墓場で梨璃と夢結様を見つめる梅様

この描写から見てもこの時点で梅様はもうほぼほぼ仲間であると考えられます。共闘もしているので、一柳隊(この時点で名前はついていませんが便宜上一柳隊と呼びます)にほぼ加入してる状態と言っても差し支えないでしょう。4話であの朴念仁があんなことを言わなければ....。

第4話「キンモクセイ

夢結様に振られる梅様

「梅が6発撃つ間に、夢結は10発も撃った。気が焦ってる証拠だ。」

射撃場で梅様が夢結様に話しかけるシーンです。射撃場でのシーンはこれで三度目ですが、梅様が話しかけたのは初めてです。ここで夢結様から「相変わらず人のことをよく見てるのね」と梅様に対して言及があります。これは本当にその通りで、梅様は他人のことをよく見ています。その理由はもちろん「誰のことも大好きだからな!」です。まぁ、梅様本人すら気付いてるかはわかりませんが、夢結様はその中でも間違いなく特別なのですが。

シーン変わって同じく射撃場、レギオンのことを聞いた梅様が「それ、私入ってもいいか?」と申し出ます。冗談だと思ったのか、夢結様はこれを断ってしまいます。夢結様が断ったことにより八割以上加入状態であった梅様が一柳隊加入から遠ざかってしまいます。言い方が言い方なので梅様も悪いといえば悪いのですが、梅様が初めて口にした自己願望を弾いた夢結様が本当に許せなくて、許せなくて....このすっとこどっこいが...!!「あはは〜」とショックを誤魔化す梅様を見るのがつらい...つらい...。

このシーンを境に梅様は夢結様の傍から離れてしまいます。

第5話「ヒスイカズラ

鶴紗と出会う梅様

ガール・ミーツ・ガール。運命の出会いです。梅様の新たな物語がここから始まります。梅様が誰かに話しかけられるシーンはここが初めてです。初めて、梅様を見つめてくれる少女が現れました。鶴紗はここで「猫の仲間に加わりたいが加われない少女」として現れます。これは梅様の「一柳隊の仲間に加わりたいが加われない少女」としての立ち位置と対応しています。この対応と梅様そもそもの性質である面倒見のよさから、二人は行動を共にすることになります。

梅様が校庭で昼寝しているのは夢結様を追いかけて射撃場にいかなくなったからだと思われます。

梨璃たちの前に現れる鶴紗と梅様

ギオン勧誘を続ける梨璃たちの前に鶴紗と梅様が現れます。前のシーンから時系列が続いているのかもしれません。ここであっさり梨璃が梅様を誘います。梨璃は本当に鋭いです。しかし梅様は夢結様に断られたことを引きずっているため、「私はな....今はまだ一人で好きにしていたいかな。」と断ってしまいます。おそらく勧誘を続ければ渋々という形で梅様は加入するのでしょう。しかし鶴紗が会話を断ち切ってくれます。ありがとう、鶴紗(その1)。

夢結様と購買部で出会う梅様

「へ〜夢結も購買部でお菓子なんか買うんだ」

梨璃のためにラムネを買うか迷う夢結様の前に偶然梅様が現れます。ここで夢結様は驚くほどあっさりと梅様を頼ります。梨璃によって夢結様が変わったことがよくわかります。そこはさすが梅様、夢結様の曖昧な話に対して的確なアドバイスをします。夢結様をよく理解していることの証左ですね。ちなみに、ここのもぐもぐしてる梅様はめちゃくちゃ可愛いです。

木陰でくつろぐ鶴紗と梅様

鶴紗と梅様が木陰で話すシーンです。「本当は興味あるから、さっきは一柳のところに様子を見に行ったんじゃないですか。」と本心を見抜かれた梅様は夢結様への思いを語ります。「梅には心配なやつがいたんだけど、もう大丈夫そうだから梅が見てなくてもいいかなーって」に対して鶴紗は「意外ですね」と語ります。鶴紗は夢結様が梅様の申し出を断ったことを知らないのでこのセリフが出てくるのだと思います。ここまでで述べている通り、それがなければ梅様は一柳隊に加入しているのでそう考えての「意外ですね」です。

「意外ですね」に対して梅様は「そうなんだよ。こう見えて結構繊細なんだぞ。」と答えますが「そっすね。」と鶴紗は受け流します。繊細なのは知ってるよくらいのニュアンスだと思います。

鶴紗がいなければ梅様の本心にここまで踏み込んでくれる人は現れなかったでしょう。ありがとう、鶴紗(その2)。

追記(11/13)

「意外ですね」というセリフの解釈について
既に書いてある説明でもあっているとは思うのですが、ここは単純に、猫の仲間には入れるのに人間の仲間には入れない、ということが鶴紗には意外だったのだと考える方が妥当かもしれません。

夢結様と学外で出会う鶴紗と梅様

「あっ、夢結!」
意気消沈している夢結様の前に鶴紗と梅様が現れるシーンです。夢結様をめちゃくちゃ見てる梅様はなんと本日の行動すらも当ててしまいます。そして梨璃にはその話はしていない。気立てがよすぎる梅様です。めちゃ尽くされてるの気付いてますか????夢結様????

このシーン最大のポイントは「(猫の)仲間に入れてもらえたかもしれない」と語る鶴紗です。梅様の助力によって鶴紗が抱えていた「猫の仲間に加わりたいが加われない」という問題が解消されています。

その後そのまま三人で寮に向かって歩いて行きます。夢結様ととても楽しそうに話す梅様が印象的なシーンです。鶴紗はこれを見て一柳隊への加入を決心したものだと思われます。

これはEDで分かることですが、鶴紗と梅様はラムネ発見後一旦夢結様とは別れます。夢結様と違い鶴紗と梅様は正式な手続きを踏んで外出していないためです。秘密の抜け道があるのかもしれませんね。

夢結様の後ろに立つ鶴紗と梅様

「どうだ!梨璃!」

落ち込む夢結様を梅様がカバーしようと健闘します。本当に気立てが良すぎますね。梨璃は知っていたためまるでダメでしたが。

このシーンでついに梅様は一柳隊に加入します。ここで梅様が抱えていた「一柳隊の仲間に加わりたいが加われない」という問題が解消されています。対応から考えると、鶴紗が助力したと考えるのが筋だと思います。梅様と鶴紗がした「相談」の内容はわからないのではっきりは言えませんが、「一柳隊に入ろう」と言い出したのは鶴紗なのではないでしょうか。鶴紗が加入しようと思う理由が特に見当たらないのもこの説を裏付けています。ありがとう、鶴紗(その3)。

「梅は誰のことも大好きだけど、梨璃のために一生懸命な夢結のことはもっと大好きになったぞ!」

ここで梅様が言うセリフは完全に愛の告白ですね。夢結様が梅様にとって特別であることを告白しています。夢結様、気付いてますか?このすっとこどっこいめ。

追記(11/13)

このシーンで鶴紗ではなく梅様から「レギオンに入れてくれ」という理由が説明できていませんでした。僕が言う対応が成立している場合、このシーンで一柳隊加入を言い出すのは鶴紗になるのが妥当だと思います。しかし、このシーンでは梅様から申し出ます。それはなぜかを説明します。

なぜかというと、ここにはまだ加入を断られる可能性が残されているからです。そこで、夢結含めたメンバー全員がいる場所で申し出ることで断られる可能性を減らしています。さらに「夢結から梨璃のプレゼントみたいなもんだ」とすることでリーダーである梨璃に対してダメ押しを決めています。これはいわゆる「卑怯」と呼べなくもないやり方です。そうなんです、卑怯なんです...。ここで効いてくるのは当然5話冒頭の梅様セリフである「最初は低いハードルから挑戦するのは、卑怯とは違うんじゃないか?」です。梅様の「最初」はここにあったんです。本当に、本当に素晴らしい。話の構成が美しすぎます。ありがとう、アサルトリリィ.....。

EDでの梅様

夢結様を探す梨璃と梅様たち二人が出会っていることが示されています。

ラムネをみんなで飲むシーンでは、梅様は楓のフォローにまわっています。楓と梅様の二人は案外似ているところが多いのかもしれません、報われない相手に尽くしまくっているという点において。

第6話「スミレ」

鶴紗にもたれかかる梅様

「もう一柳隊で覚えちゃったよ〜」

隊の名称を決めるシーンです。梅様が鶴紗に体重を預けているのが素晴らしいですね。なんだかこの二人はぐったりしています。また猫の集会に行っていたのでしょうか。

会議に参加する梅様

会議、というか菓子パーティですね。梅様、とっても楽しそう...。「それ(ノインヴェルト戦術弾)な、めちゃくちゃ高いらしいぞ。」ノインヴェルト戦術についての知識があることがわかります。

アールヴヘイムの戦いを見る梅様

「押されてるな、アールヴヘイム...」

戦況を正確に捉える梅様です。フィニッシュショットが止められた時の眩しさに目を細める梅様が可愛いです。

ヒュージと戦う梅様

「人遣いが荒いぞ、うちのリーダーは」

梨璃の無茶振りに対して少し嬉しそうな梅様が印象的なシーンです。

CHARMを取り戻しにいく梅様

「あのダインスレイフ、絶対取り戻す!」

梅様はヒュージが持つCHARMが夢結様が持っていたものだと気付いていて、それを誰にも告げず一人で全力で取り戻しに向かいます。結果的には一人では抜けなかったのですが、楓と鶴紗が加勢に来てくれます。若干遅れたとはいえ梅様の全力に二人もついてきたということに梅様は驚いています。鶴紗がしっかり梅様のカバーにきてくれているのがポイントです。ありがとう、鶴紗。(その4)

ノインヴェルト戦術に臨む梅様

「人遣いが荒いぞ、うちのリーダーは」

寄せられた信頼に対して梅様は本当に嬉しそうです。ここは梅様の本領発揮ですね。一番失敗しそうな二水を自分がカバーし、最も消極的であろう雨嘉にパスを繫ぐファインプレーです。本当に梅様は周りをよく見ています。さらに梅様の機転でマギスフィアのゼロ距離パスが行われます。これは不慣れな一柳隊がパスミスをしないように行ったことです。特殊な状況だったからこそ成立した作戦で、雨嘉の発言通りこれは教本にない行為であまり推奨されることではありません。(ノインヴェルト戦術についての解説記事ではないのでここまでにします。)状況に合わせた判断をした梅様のこれまたファインプレーです。

OP

全員集合図で梅様を見ている鶴紗がポイントです。梅様を見てくれて、ありがとう、鶴紗。(その5)

足湯シーンでも鶴紗は梅様を見ていますが、これは猫を見ているともとれるので微妙です。ここで梅様が持っている花はフリージアという花のようです。7話のサブタイトルにもなっている花ですね。

おわりに

本当は仕入れた知識を活かしてノインヴェルト戦術についての解説記事を書くつもりでいたのですが、6話の梅様の活躍が眩し過ぎて気がついたらこんな記事になってしまいました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。アサルトリリィ、7話からも楽しんでいきましょう。